金先物は最近、ドルに比べ安全資産としての価値を失っている。ドルは米国株の好調や、金利差の拡大の影響を受けているためドル高である。
しかし、昨日のドルの売りは、短期的な外交的影響を受けている。そんな中、投資家たちはここ数年安全資産として好まれていた日本円に資金を回している。しかし、金先物は低迷している。
金は輝きを失ってしまったのだろうか?現在のところ大口投資家であるRay Dalio氏はそうは思っていなし、ポジションの解消をしようとは思っていない。彼のヘッジファンドは、SPDR Gold Sjares (NYSE:GLD)の金ETFで、39000万株保有している。また iShares Gold (NYSE:IAU)で1130万株を保有している。
金のさらなる下落はDalio氏の損切りポイントに到達することになるだろう。決済は直接的に金市場に影響を与えないだろうが、Dalio氏が金を見捨てたことは他のトレーダーのセンチメントに影響が出るだろう。
XAU/USDは10週間中9週間下落し、2015年11月以来の長期的な上昇トレンドラインを下回った。
主要な移動平均線は下降基調になっている。短い移動平均線は、長い移動平均線を下回っている。.
現在の週次のRSIは2014年以来最大の売られすぎのシグナルを示している。また日次RSIでは下抜けし、下降トレンドを示している。
トレード戦略ーショートエントリー準備
慎重なトレーダーは、2016年12月の安値の1122.44ドルを割るか、または1250ドルを超え上昇トレンドになるかを見極めるべきだろう。
トレード例: 上昇トレンドラインをまで戻り、最安値を更新した後
- エントリー: $1,190, 新しいダウントレンドで最安値を更新
- ストップロス: $1,210, 8月の下抜けラインであり抵抗ライン
- 損切り幅: $20
- 目標価格: $1,125, 心理的にキリのいい数字であり、2016年12月の安値より上
- 利確幅: $65
- リスクリワードレシオ: 1:3
一般トレーダーは、いいエントリーのために上昇トレンドラインまで戻るまでまとう、しかし下降トレンドを確認するまでは必要はない。
トレード例: まで上昇トレンドラインまで戻るのを待つ
- エントリー: $1,250
- 損切り: $1,260
- 損切り幅: $10
- 目標価格: $1,200
- 利確幅: $50
- リスクリワードレシオ: 1:5
積極的なトレーダーは1220ドルまで戻った時点でショートするだろう。1220ドルはサポートラインから、抵抗ラインに変わり、再び下落に転ずるポイントである。
トレード例: 6月〜8月のサポート/抵抗ラインまで戻った後
- エントリー: $1,220
- 損切り: $1,225
- 損切り幅: $5
- 目標価格: $1,190
- 利確幅: $30
- リスクリワードレシオ: 1:6