ビットコイン は長い低迷を迎えていたものの、4月2日に突如驚異的な17.4%の急騰をみせた。200日移動平均線でさえ、軽々と上抜けしている。今回のビットコインの上昇は、2017年のビットコインバブルを彷彿させる。
3日では一時7.56%の上昇となったが、終値は1.03%高で4978ドルであった。一連の上昇の主な要因は定かではなく、おそらく隠れた好材料となるものはないと考えられる。
ビットコインのボラティリティーは高く、いきなりの急騰下落は噂やランダムウォークの積み重ねによって引き起こされている。ビットコインは2017年12月には2万ドルを超え、その後に3000ドルまで下落し多くの投資家を退場させただろう。そして4月2日の急騰は、今後のビットコイン価格はどうなるのかとういう議論を再熱させているだろう。
ビットコイン価格は底を打ってから長らくレンジであった。2018年11月から今回の上抜けまでずっと上値が重かったが、上抜けしたことによって後追いしている投資家のロング・ポジションが現在積み重なっているだろう。
しかし、今回の上昇で中途半端にエントリーしたトレーダーは損失を被る可能性があるだろう。現在ビットコインは4日続伸となっているが、3日の上昇後の終値は日中高値から大幅に値下がりした。チャート上で上髭を形成し、2018年の安値の水準が抵抗ラインとなっている。
我々は上昇機会を逃すことになろうとも忍耐強く、ある程度戻されるのを待つべきということを推薦する。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、レンジ上限であった4000ドルまで戻されるかに焦点をあて待つべきだろう。
一般的なトレーダーは、良いエントリーのために押し目を待とう。しかし、レンジの水準まで戻されるかどうかを待たなくて良いだろう。
積極的なトレーダーは、3日の高値の5330ドルの水準で逆張りショート。
トレード例
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エントリー: $5,300
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損切り: $5,350
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損切り幅: $50
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目標価格: $5,000
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利確幅: $300
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リスクリワードレシオ: 1:6