Timothy Gardner
[19日 ロイター] - 米エネルギー省は19日、戦略石油備蓄(SPR)補充のために12月と来年1月に600万バレルを購入したいとの方針を明らかにした。
希望する約定価格は1バレル=79ドル以下で、これは以前の70ドル前後から切り上がったが、現在90ドル付近となっている米原油先物価格は下回っている。
バイデン政権は昨年、ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格高騰を抑えるためにSPRから過去最大となる1億8000万バレルを放出した。それ以降、足元までに平均73バレル弱の価格で480万バレルを買い戻した。
今後供給候補企業からの提示を受け入れるかどうか決定するエネルギー省は、こうした希望価格を公表するとともに、毎月募集を行うことで、購入機会が巡ってきた場合迅速に動けると考えている。