[20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のマフタ外相は21日に中国を訪問し、同国の秦剛外相と会談する。NZ閣僚による訪中は2019年以降初めて。
マフタ外相は声明で、会談では「ロシアの違法なウクライナ侵攻」など、安全保障上の重要課題に関するNZの懸念を取り上げ、人権といった問題で自国の価値を反映した成果を主張すると説明。「NZと中国の関係は最も重要な関係の一つであり、複雑かつ広範囲に及ぶものだ」と指摘した上で、貿易、人的交流、気候・環境問題についても話し合う方針を示した。
訪中は両国間の新型コロナウイルス流行に伴う渡航制限が緩和されたことを受けたものだという。
中国外務省の汪文斌報道官は会見で、マフタ外相の訪中を確認。日程は22─25日の予定だと述べた。
同報道官は、今回の訪問が意思疎通、相互尊重、信頼の向上と二国間関係の発展につながることを期待するとコメントした。
*中国外務省のコメントを追加します。