[21日 ロイター] - 関係筋によると、クレバリー英外相は今月末に中国を訪問する予定。悪化している両国関係の安定化を目指す。
クレバリー氏は7月末にかけて訪中する見通しだったが、中国政府が動静不明の秦剛外相を先月25日に解任し、前外相の王毅共産党政治局員を後任とする人事を決定したため、訪中が見送られていた。
ある関係筋によると、クレバリー氏は今月29日に北京に到着する予定。別の関係筋2人は訪中は月末前後になると述べた。
滞在期間は数日で、当初の計画から縮小されたという。
英外務省は、クレバリー外相の渡航計画については「通常の方法で」発表するとし、中国外務省からはコメントを得られてない。
新型コロナウイルス流行後で最高位の英政府関係者の訪中となる。
両国は、中国政府による香港の取り締まりや新疆ウイグル自治区の人権問題を巡って関係が悪化している。