David Milliken
[ロンドン １日 ロイター] - 英国立統計局（ＯＮＳ）は１日、２０２１年第４・四半期の同国経済について、新型コロナウイルス世界的大流行（パンデミック）前となる１９年の同四半期から０．６％拡大していたと発表した。従来の１．２％縮小からプラスに改定した。
２１年通年の成長率は１．１％ポイント引き上げ８．７％とし、２０年のパンデミックに伴う経済の縮小率は１１％から１０．４％に修正した。
ＯＮＳによると、年次調査からより豊富なデータが得られたことなどが改定理由という。
２３年４─６月については、１９年第４・四半期よりも依然として０．２％縮小していると推計。これにより、パンデミックからの回復という点で英国は主要７カ国（Ｇ７）中最下位となった。
しかし、経済規模の上方改定が最新のデータに引き継がれれば、英国の回復はドイツを大きく上回り、フランスとイタリアに迫ることになる。