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OECD、英成長率予想引き下げ 来年はG7中最下位に

発行済 2024-05-02 18:12
更新済 2024-05-02 18:18
© Reuters.  5月2日、経済協力開発機構(OECD)は、英国の今年の経済成長率予想を2月時点の0.7%から0.4%に引き下げた。ロンドンで2月13日撮影(2024年 ロイター/Isabel Infa

Andy Bruce

[ロンドン 2日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は2日、英国の今年の経済成長率予想を2月時点の0.7%から0.4%に引き下げた。主要7カ国(G7)の中ではドイツに次ぐ低成長率を予想している。

25年の成長率予想も1.2%から1.0%に下方修正し、G7で最低とした。

一方、消費者物価の上昇率は今年、来年ともにG7で最高になると予想している。

英国では今年総選挙が実施される予定で、与党保守党の支持率は野党労働党を大幅に下回っている。

スナク首相は有権者に対し、経済政策が軌道に乗り始めた矢先に保守党を見捨てるのは賢明でないと語っている。

© Reuters.  5月2日、経済協力開発機構(OECD)は、英国の今年の経済成長率予想を2月時点の0.7%から0.4%に引き下げた。ロンドンで2月13日撮影(2024年 ロイター/Isabel Infantes)

ハント財務相はOECDの予測について「昨年の優先事項が利上げによるインフレ対応だったことを考えると、特に驚くべきものではない」と発言。国際通貨基金(IMF)はより楽観的な見方を示していることを指摘した。

OECDは、英政府は財政バッファーの再構築を優先事項とすべきとし、そのためには「信頼できる」予算の計画が必要だと付け加えた。

エコノミストは、3月に発表された予算案での公的支出は非現実的と警告している。

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