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前場に注目すべき3つのポイント~エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に~

発行済 2024-04-15 08:50
更新済 2024-04-15 09:00
© Reuters.
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*08:50JST 前場に注目すべき3つのポイント~エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に~ 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に
■アステラス薬、24/3下方修正 営業利益 130億円←830億円
■前場の注目材料:地域新電力の半数「価格転嫁」、「容量市場」本格開始


■エネルギー株や決算を手掛かりとした個別対応に

15日の日本株市場は、売り優勢の相場展開になりそうだ。
12日の米国市場は、NYダウが475ドル安、ナスダックは267ポイント安だった。
JPモルガン・チェースのさえない決算に加え、中東情勢の緊迫化を警戒した売りが優勢となった。
また、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待後退も売り圧力となり、終日軟調に推移した。
シカゴ日経225先物は大阪比685円安の38865円。
円相場は1ドル153円20銭台で推移している。


シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まろう。
米国市場では決算を発表したJPモルガン・チェースが6%を超える下落となるなか、本格化する決算を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。
また、中東情勢を巡っては、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相に対し、イランに対するいかなる対抗措置にも米国は参加しないと伝えたと報じられている。
過度な地政学リスクへの警戒感が若干ながら和らぐ可能性もあるため、売り一巡後は自律反発狙いの動きが意識されそうだ。


日経225先物は日中比700円安の38850円で終えており、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで売られた。
足もとでは25日線と-1σとのレンジを継続しており、先週は25日線を挟んだ攻防をみせていた。
レンジ下限まで一気に下げてきたことから、いったんは反発が意識されやすい水準ではある。
もっとも、米決算が本格化するなか、決算内容を見極めたいところであり、積極的な売買は手控えられるだろう。
中東情勢に関連する報道に対しては敏感に反応しやすいと考えられ、短期的な売買が中心になりそうだ。


物色としては、地政学リスクの高まりからエネルギー株には短期資金が向かいやすいほか、全体としては内需系にシフトしやすいだろう。
そのほか、決算を手掛かりとした個別対応になりそうである。
なお、12日の取引終了後に決算を発表したところでは、竹内製作 (TYO:6432)、QPS研究所 (TYO:5595)、テラスカイ (TYO:3915)、DCM (TYO:3050)、Gunosy (TYO:6047)、ドトル日レス (TYO:3087)、RPA (TYO:6572)、ビックカメラ (TYO:3048)、セラク (TYO:6199)辺りの動向が注目される。



■アステラス薬、24/3下方修正 営業利益 130億円←830億円

アステラス薬 (TYO:4503)は2024年3月期業績予想の修正を発表。
営業利益を830億円から130億円に下方修正した。
フリードライヒ運動失調症患者を対象として研究開発を進めている遺伝子治療プログラムAT808について、資産価値の見直しを行った結果、AT808に関する無形資産の減損損失約400億円をその他の費用として計上する。



■前場の注目材料

・日経平均は上昇(39523.55、+80.92)
・1ドル=153.20-30円
・米原油先物は上昇(85.66、+0.64)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請


・地域新電力の半数「価格転嫁」、「容量市場」本格開始
・経団連、AI集中投資提言、長期戦略、政府に要請
・万博入場券販売、目標の6%、開幕まで1年
・イラン報復「すぐあり得る」米大統領見解
・IT規制新法、課徴金、売上高20%、アプリ市場、競争促す


☆前場のイベントスケジュール


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