[香港 28日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)企業、小鵬汽車(シャオペン)は、配車サービス大手、滴滴出行のスマートEV部門を買収し、滴滴出行と戦略的パートナーシップを締結すると発表した。
シャオペンの株価は28日朝方の取引で約16%値上がりしている。
今回の提携は最大7億7400万ドル規模になる可能性がある。
シャオペンは提携の一環で、新ブランド「MONA」の下で来年Aクラスモデルを発売し、大衆車セグメントを強化する。
同社は「MONAプロジェクトにより、生産と販売の伸びが加速し、規模の経済性が強化される」と表明。
滴滴は新モデルの発売を「モビリティー市場へのアクセスを提供」することにより支援するとし、両社がマーケティング、金融・保険サービスなど複数の分野で戦略的提携を模索すると述べた。
滴滴はシャオペン株の約3.25%を取得する。生産・販売目標の達成状況に応じて出資比率を拡大する可能性がある。提携は最大7億7400万ドル規模となり、マイルストーン・ペイメント(目標を達成した場合の一時金)が支払われる可能性がある。