2017/09/11商品相場展望
貴金属は押し目買いのチャンス
目次
●株式市場:移動平均200日線がサポートに
●為替:ドル安継続
●貴金属:上昇トレンドの調整局面
株式市場:移動平均200日線がサポートに
週末の北朝鮮動向への警戒からによるリスク資産からの逃避で株安、円高になっていた金融市場は、北朝鮮に特段の動きはなく、週明けは戻して始まりました。
日経平均株価は、昨年11月の米大統領選以降、移動平均線がゴールデンクロスになりました。
その後、今年4月の調整時は移動平均線200日線がサポートになり、反発。
今回も同様、200日線でサポートされる展開になっています。
為替:ドル安継続
ドルインデックス、ユーロドルともに直近の安値を更新、再度ドル安確認となりました。
ECBは、10月に量的緩和を終了する議論に入るとされています。
一方で、FRBはフィッシャー副議長が辞任すると発表。
こういった背景から、引き続きドル安継続です。
貴金属:上昇トレンドの調整局面
これまで一本調子で上昇、相対力指数が80以上になるなど過熱感があった金相場は、さすがに下落しています。
ただし、上昇トレンドが終わったとは見ておらず、行き過ぎの調整と考えています。
ファンドの動向は、買い越しが増加。24.5万枚に膨らんでいます。
NY金の取組高をみても分かる通り、8月初めの45万枚から57万枚まで取組が増加するなど、金相場に資金が流入している格好です。
白金相場は、こちらも短期的な上げすぎ感からの健全な調整に入っているとみています。
ボリンジャーバンドの中心線に接近しており、高値でポジション調整をした分、ここは押し目買いのチャンスとみています。
ファンドの買い越しは増加、買いが積み上がってきています。
これが白金相場の上値の重たさになるか注意が必要です。
先週は北朝鮮の動向に注目があつまり、リスク資産は総じて下落していました。
その分、週明けは戻しており、ある意味先週末のような状況で動ける個人投資家の強みが発揮されたように感じます。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。
貴金属は押し目買いのチャンス
目次
●株式市場:移動平均200日線がサポートに
●為替:ドル安継続
●貴金属:上昇トレンドの調整局面
株式市場:移動平均200日線がサポートに
週末の北朝鮮動向への警戒からによるリスク資産からの逃避で株安、円高になっていた金融市場は、北朝鮮に特段の動きはなく、週明けは戻して始まりました。
日経平均株価は、昨年11月の米大統領選以降、移動平均線がゴールデンクロスになりました。
その後、今年4月の調整時は移動平均線200日線がサポートになり、反発。
今回も同様、200日線でサポートされる展開になっています。
為替:ドル安継続
ドルインデックス、ユーロドルともに直近の安値を更新、再度ドル安確認となりました。
ECBは、10月に量的緩和を終了する議論に入るとされています。
一方で、FRBはフィッシャー副議長が辞任すると発表。
こういった背景から、引き続きドル安継続です。
貴金属:上昇トレンドの調整局面
これまで一本調子で上昇、相対力指数が80以上になるなど過熱感があった金相場は、さすがに下落しています。
ただし、上昇トレンドが終わったとは見ておらず、行き過ぎの調整と考えています。
ファンドの動向は、買い越しが増加。24.5万枚に膨らんでいます。
NY金の取組高をみても分かる通り、8月初めの45万枚から57万枚まで取組が増加するなど、金相場に資金が流入している格好です。
白金相場は、こちらも短期的な上げすぎ感からの健全な調整に入っているとみています。
ボリンジャーバンドの中心線に接近しており、高値でポジション調整をした分、ここは押し目買いのチャンスとみています。
ファンドの買い越しは増加、買いが積み上がってきています。
これが白金相場の上値の重たさになるか注意が必要です。
先週は北朝鮮の動向に注目があつまり、リスク資産は総じて下落していました。
その分、週明けは戻しており、ある意味先週末のような状況で動ける個人投資家の強みが発揮されたように感じます。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
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※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。