2017/11/20商品相場展望
目次
●株式相場
●為替相場
●白金相場
●金相場
●原油相場
株式相場
米国は11月23日(木)がサンクスギビングデーで祝日です。翌24日(金)も週末なので市場参加者は限定的になります。
夏場から大きく伸びてきた現在の値段は、クリスマス休暇前のファンド勢の利食いのタイミングとしては良い時期と推測されます。
材料は色々取り上げられていますが、ファンドの利食いが入っていると考えるのが無難でしょう。
日経平均の予想EPSは、17日時点で1534円。PERは14.6倍と割高感はありません。予想以上に業績が良好で、2万円割れの可能性は遠のいたと見ています。
為替相場
ユーロドルは三尊天井の型が崩れています。ネックラインを再び上抜けました。
ドル円は、ボックス上限で跳ね返され、円高傾向です。ファンドの円売りポジションが最高レベルに溜まっており、手仕舞いにつながる可能性があるため注意が必要です。
ファンドの手仕舞いからか、全体的にリスク資産から資金が流出している印象です。
金融市場転換の1つの予兆として使われる、米国金利の長短スプレッドが現在0.618と縮小傾向にあることは注意しておきましょう。
白金相場
白金は、引き続き持ち合い継続です。ドル建てで戻り高値更新でチャートが良化も、円建ては今日大きな上髭になっています。24日(金)には、ムーディーズが南アの格付け発表予定しており、ジャンク債に格下げの懸念高まっています。白金への影響が懸念されます。東京白金は、上値の抵抗である、3450円上抜けを引き続き期待しています。
金相場
東京の金相場は、ボックスを抜けきれずにいます。
原油相場
WTI市場のファンドの買い越しポジションが過去最高を更新しました。投機筋のポジションはパンパンの状態です。株安の動きもあり、調整期待もサウジの内政混乱も材料に未だ買い上げられています。
この状況で迎える来週30日のOPEC総会には注目しておきましょう。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。
目次
●株式相場
●為替相場
●白金相場
●金相場
●原油相場
株式相場
米国は11月23日(木)がサンクスギビングデーで祝日です。翌24日(金)も週末なので市場参加者は限定的になります。
夏場から大きく伸びてきた現在の値段は、クリスマス休暇前のファンド勢の利食いのタイミングとしては良い時期と推測されます。
材料は色々取り上げられていますが、ファンドの利食いが入っていると考えるのが無難でしょう。
日経平均の予想EPSは、17日時点で1534円。PERは14.6倍と割高感はありません。予想以上に業績が良好で、2万円割れの可能性は遠のいたと見ています。
為替相場
ユーロドルは三尊天井の型が崩れています。ネックラインを再び上抜けました。
ドル円は、ボックス上限で跳ね返され、円高傾向です。ファンドの円売りポジションが最高レベルに溜まっており、手仕舞いにつながる可能性があるため注意が必要です。
ファンドの手仕舞いからか、全体的にリスク資産から資金が流出している印象です。
金融市場転換の1つの予兆として使われる、米国金利の長短スプレッドが現在0.618と縮小傾向にあることは注意しておきましょう。
白金相場
白金は、引き続き持ち合い継続です。ドル建てで戻り高値更新でチャートが良化も、円建ては今日大きな上髭になっています。24日(金)には、ムーディーズが南アの格付け発表予定しており、ジャンク債に格下げの懸念高まっています。白金への影響が懸念されます。東京白金は、上値の抵抗である、3450円上抜けを引き続き期待しています。
金相場
東京の金相場は、ボックスを抜けきれずにいます。
原油相場
WTI市場のファンドの買い越しポジションが過去最高を更新しました。投機筋のポジションはパンパンの状態です。株安の動きもあり、調整期待もサウジの内政混乱も材料に未だ買い上げられています。
この状況で迎える来週30日のOPEC総会には注目しておきましょう。
当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、萩原航のセミナーも定期開催中。
本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。