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チャート分析:原油は中期的に下落か?

発行済 2019-05-24 15:01
更新済 2020-09-02 15:05

WTI原油は3日連続で下落した。米原油在庫は製油所からの需要が減っており増加傾向である。 米国エネルギー情報局(EIA)によると、原油在庫量は2017年6月以来の高水準であり、年初来上昇トレンドであったWTI原油への危機となっている。

ファンダメンタルズ的には、現在の原油市場の見通しは複雑である。

サウジアラビアをはじめとする減産によって年初来原油価格は上昇を続けてきたが、米中貿易戦争が再び激化することによって世界からの原油需要の減少が懸念されている。

下のチャートを見ると、中期的に下降トレンドを形成しつつあり、ショートエントリーの良いタイミングとなる可能性がある。

WTI 日足

今月初めでは、50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けゴールデンクロスを形成していたが、現在は価格が50日移動平均線は下回り、上昇見通しを下げている。MACDでは、短期EMAは長期EMAを下抜けしていることが窺える。

RSIのモメンタムもダウ理論下降が成立しており、価格の下落勢いが続くことを示唆している。また4月8日から4月23日の期間は、価格とRSIはネガティブダイバージェントとなっており(上図:価格では緑の矢印、RSIでは赤の矢印)、現在の下落トレンドの予兆が起こっていた。

また上図のEの点まであや戻しとなって、再び下落し上図のFの点まで下落すればダウ理論下降成立となり、さらに下降トレンドの見方が強まるだろう。

トレード戦略

慎重なトレーダーは、上記で述べたようにEとFの値動きを形成してダウ理論下降が成立するまで待とう。

一般トレーダーは、騙し下げを避けるためにBの水準から約3%の下落し、再び200日移動平均線のある60ドル台をテストするかを見極めてからショート。

積極的なトレーダーは、騙し下げの可能性を下げるためにBの水準から1%の下抜けとなる50.50ドルより下で終値となることを待とう。そして、あや戻しでショート。

トレード例

  • エントリー: $59.50, 1%の下落

  • 損切り: $60.00, 心理的にキリのいい数字

  • 損切り幅: $0.50

  • 目標価格: $58, Bの水準

  • 利確幅: $1.50

  • リスクリワードレシオ: 1:3

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