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高配当3銘柄:デューク・エナジー、アップル、ベライゾン

発行済 2019-07-12 18:37
更新済 2020-09-02 15:05

現在の低金利環境においては、利回りの高い投資機会はなかなか見つからない。しかし、高配当銘柄への投資は資産運用する上で検討に値するだろう。高配当銘柄をポートフォリオへ組み込むことで、継続的に増加するリターンが望めるはずだ。以下が投資を検討すべき高配当3銘柄である。

1.デューク・エナジー

米国最大の電力・ガス会社であるデューク・エナジー(NYSE:DUK)は、継続的に増配を重ねている企業の1つである。同社の年間配当成長率は4%から6%で推移している。

同社は近年事業ポートフォリオを積極的に組み替えており、長期投資に最適な銘柄であると言える。実際、海外事業を売却する一方で、天然ガス事業や再生可能エネルギーの分野に注力している。

同社はインフレ率を上回る増配を実現するために、2022年までに370億ドルの投資計画を策定している。また、同社の事業は既成産業であり、安定的に収益を生み出すことが出来る。

株価は過去1年間で約13%高、2014年以降で24%高となっている。

Duke Energy price chart

過去5年間で、同社の自己資本増加率は約25%となっている。また、配当利回りは4.2%となっている。

2.アップル

インカムゲインを重視する投資家が、テック銘柄を検討することは滅多にないだろう。しかし、アップル(NASDAQ:AAPL)は例外である。

付加価値の高いアイフォンやアイパッドなどのプロダクトに加え、アップルミュージックなどのサービス事業が今後同社の稼ぎ頭となることが予想される。第1四半期(10月-12月)時点で、同社は2450億ドルのキャッシュを保有しており、世界有数のキャッシュリッチな企業として考えられている。昨年、同社はネットキャッシュをゼロにする意向を示していた。

Apple price chart

過去1年間で同株は6.8%高、2014年以降では114%高となっている。

現在の配当利回りは1.5%であるが、気にすることはない。同社は配当だけでなく、自社株買いによって積極的に株主還元を行っている。

4月、アップルは追加で750億ドルの自社株買いと5%(一株当たり0.77ドル)の増配を決定した。過去5年間では、同社の年間配当成長率は平均して10.5%となっている。

3.ベライゾン

通信企業も長期投資家にとって最適な選択肢の1つであろう。インターネットなどの通信事業はもはやインフラの一部となっており、景気の動向に左右されない。

ベライゾン・コミュニケーションズ(NYSE:VZ)は高配当銘柄と言える。同社は2007年以降積極的に株主還元を行ってきた。また、同社の四半期配当は1株あたり0.6ドルとなっており、配当利回りは4.3%である。

同社のハンス・ベストベリCEOは、リスクの高いビジネス領域への投資を打ち切り、通信事業の拡大に集中することを決定した。実際、同社は5G(第5世代移動通信技術)の領域で競合をリードしており、シカゴとミネアポリスの一部で5Gサービスの提供を開始している。

Verizon price chart

株価は1年間で11%高、2014年以降で15%高となっている。

同株からは多額のキャピタルゲインを望むことはできないが、安定的なインカムゲインは期待することができる。

総括

高配当銘柄は、安定的な収入を望む投資家にとっては最適な選択肢である。しかし、ポートフォリオに高配当銘柄を組み入れる際には、エントリーポイントを見極る必要がある。上述の3銘柄は長期投資する上で最適な銘柄と言える。

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