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原油価格が史上初めてマイナスに突入!

発行済 2020-04-21 18:22
更新済 2023-07-09 19:32

本日のBTC市況

LXVXから求めた想定レンジ AM6:00

  • XBTUSD レンジ下限:6564.0ドル, 中央:6857ドル, 上限:7150.0ドル
  • BTCJPY レンジ下限:708570.0円, 中央:740170円, 上限:771770.0円
  • FXBTCJPY レンジ下限:707206.0円, 中央:738745円, 上限:770284.0円

BitMEX Price Disparity from index in USD BitMEX乖離率 AM10:20

  • Average Disparity of XBTUSD in this 180min: -$5.21
  • Average Disparity of XBTM20(Contract month: 6 JUNE) in this 180min: -$43.77
  • Average Disparity of XBTU20(Contract month: 9 SEPTEMBER) in this 180min: -$53.12

24時間以内の予想レンジ 6700$-7100$

スナイパー1時間足の最終サインはSELL

BTCはAM11:15分現在6880$付近の動き、昨晩は7170$付近からの大き目の下落で6755$付近までの下落を見せた。

移動平均は4時間MA200前後のサポート、底堅い展開は見せるが相変わらずどっちつかずのフラフラとした展開でダウの下落に付き合って落ちる時もある感じ、今後の展開として二番底を探る動きとなってくるのかどうか、Oiを見てもそこまで大きな動きが出来るほどの燃料には見えないが、一度下を見にいってから半減期相場にシフトする方がスッキリと上昇相場が見れそうな感じは受ける。

少し長めのトレード戦略としては7400$を抜けて地面を固めるまではやはり積極的なロングはしずらく、一時的な上げは売りたい気持ち、拾っていくならサポートを見て6600$前後は拾ってみたい気持ちもあるが、下落の勢いを見てからでも良いかなという感じ。

原油価格のマイナスを見て

原油価格の歴史的な局面を見る事になった、こんな事態は将来もあるのかどうかわからないが、自分も理解出来ていなかった事が多々あって勉強になったので、備忘録としてまとめておく事にした。

まずマイナスになったというのはWTI原油(ウエスト・テキサス・インターミディエート)というもので、西テキサス地方で産出される高品質の原油の事でニューヨークのマーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されている先物です。

ブレント原油というのはイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される軟質油で、ICE Futures Europe(旧IPE)で取引されている原油で、だいたい市場の原油を見る際はこのWTI原油を北海ブレント原油が見られるのが一般的です。

背景を見てみるとブレント原油は海上油田で生産されため、供給コストは低くなっており、WTI原油は内陸部で生産される事もあり、北米市場での販売も難しく結果として供給コストが高くなります。

現在の原油の状況は、新型コロナウィルスによる世界的なエネルギー需要の悪化から、実際に現物を受け渡す場所があるオクラホマ州では、原油余りで貯蔵タンクやパイプラインが5月中にも満杯になるとみられていて、タンカー等の原油を保管する料金が跳ね上がっているというのが背景のようです。

今回マイナス価格になった背景としては、5月受け渡しの「5月物」の取引期限である21日に先物を抱え込んでしまって保管先に困る原油を損失覚悟で投げ売った事が原因との見方でした。

物凄く簡単に説明すると、エネルギー需要の悪化が急激に進み過ぎて、ここまで原油需要が落ち込む事自体が想定外だった生産者や投機筋が投げ売りをしたけど、先物の期日直前での急落で受け皿もなく、マイナスの価格になったような感じが大まかな動きと思って良さそうです。

普通の人なら色々と疑問が出てきそうだけど、例えば

原油価格がここまで下がると、来月あたり日本国内のガソリン価格もタダみたいなもの?

ガソリンって税金が58円くらいはいっているとの事で、販売コストや人件費は絶対になくならないので、どう考えても80円くらいが最低ラインみたいという話を聞きました、まあ確かに過去一番安いレギュラーの価格でも80円台だった記憶があるので、この先ガソリン価格が下がっても現実的にタダに近い価格で給油する事は無理な感じです。

原油がそんなに需要がないなら生産停止でいかんの?

これ自分も同じ事を考えたのですが、どうも簡単に生産停止というのは不可能みたいで、一度止めると再開やらに大変な労力やらコストがかかるので、減産は出来ても生産停止というのは簡単な事では無いと教えて頂きました。

原油が安いなら企業は今の内に何年分も保管しておけばえんやないのか?

原油の保管コストは半端ないみたいで、これが一番コンタンゴにもなる理由なんだけど、保管といってもタンカーやらなんやら、輸送コストも特にかかっている現状ではそれも簡単ではないみたいです。しかも原油って生ものだから、あまり古くなると劣化とかもあるみたいです。(1年くらいは余裕で大丈夫みたいな事は聞いた)

国内の取引所の動き

・DMM CFD

ロールが期日直前の為に急落してマイナス価格で取引停止(たぶんDMM自体がマイナス価格を想定しない為)になって、その後にロールが行われる訳で、実質マイナス-37$から20$のロールになるとすると、DMMで原油をロングしていた人は追証どころで済まない損失を抱えていそう

ただし、価格自体が0$で停止なので、たぶん想像としては0$→20$のロール(価格調整)で顧客は済むのかなという感じは受けました、実際に自分がDMMで触っていないので、どうなるのかはわかりませんが、どなたか触っていた方がいたら教えてください。もしそうならDMMは0$から-37$はDMM側で被る事になるのだろうか?とんでも無い額になってそうと想像するが実際はわからない

・GMO CFD

GMOのCFDはすでにロールが行われていて、6月限に変わっているので、事故というような事にはならなかった感じです。逆に自分はここを勘違いしており、何故に0$をぶっちぎってマイナスになっているのか不思議だったのですが、先物の価格を見れば歴然でした。

6月限は普通に価格がついているので、すでにロールが終わっているGMOではその価格帯で推移をしていたという感じでした、ショートポジを200枚くらい持っていたんだけど、下がらないGMOに首を傾げながら100pipくらいで利食いとなってしまったんだけど、DMMだったらと思うと後の祭りですね(笑)

金融の知識の豊富なDFさんに少しTwitterで返信頂いたので紹介しておきます、以下のツイートの返信を辿ると見る事ができます。

さて、今後の原油はどうなる?

正直この状況がひと月やらふた月で変わるようにも見えず、6月限も同じようにコストの発生で価格を下げていくのではないかなという見方、状況が余程好転すると生産停止レベルの減産とか、新型コロナウィルスの一刻も早い終息だろうか?まだまだ先は長そうに見える。

今後も原油に関しては売り目線で勉強しながら触っていこうと思っています。

著者:響@トレーダー

blog:全戻し協会総本部

Twitter:https://twitter.com/Whiskey_bonbon_

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