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高配当株投資は難易度が高い投資方法

発行済 2020-07-08 12:08
更新済 2023-07-09 19:32

あくまで、個人的な考えです。

机上の空論ではなく「失敗経験」に基づいた話です。(自慢になりません)

高配当株投資とは

一口に「高配当投資」と言っても、人により捉え方が変わってくるため、イメージを共有しておきたいと思います。私が「高配当株投資」という場合の「高配当」は最低でもエントリー「米国株投資先を配当利回りで5グループに区分してみた」における「高配当」に入れたような銘柄(概ね配当利回り4%以上の銘柄群)を指します。タバコ銘柄(フィリップ・モリス、アルトリア・グループ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が典型例となります。
「高配当株投資」は専らこうした銘柄に「集中」して投資して、主にインカムゲイン(配当)の獲得を狙って行う投資手法としておきます。

私の事例

私は2019年にアーリーリタイアしましたが、当初、私も退職後給与収入がない状態になったら、給与に変わる配当収入が必要になると考えていました。そのため、仕事をやめる前から上記タバコ銘柄への投資を多くするようになっていました。例えば、2017年の段階で一時的にフィリップ・モリスに2,000株、ブリティッシュ・アメリカン・タバコに4,630株といった具合です。
(参考)【米国株】配当金・年間受取予想額を試算(2017年7月時点)

しかし、特定のタイプに集中的に投資することは資産分散の観点から好ましくなく、しばしば思惑とは逆に株価がどんどん下がってしまって大きな含み損を抱えてしまい、精神的にも持ち堪えることが出来なくなる事態になりがちです。私の場合は、元々、いわゆる損切り(損失の実現)自体は殆ど感情を挟むことなく実施できますが、このタバコ株への集中投資については目論見が外れて「大失敗」となりました。

退職前後(2018年末〜2019年1月)において、単一銘柄としては過去最高の損失をフィリップ・モリスで計上。2019年は大きな損失を埋める年となったのです。(最終的には金額ベースで過去最高に資産を増やして終わった)

こうした失敗を踏まえ、私は現在殊更に配当を求めるのではなく、配当とキャピタル・ゲイン(そして税金支出面)含めた「トータル・リターン」をあくまで重視した運用を心がけています。

三菱サラリーマンさんの例

では、こうした高配当株投資が全くできないかと言えば、そんなこともありません。先日、本も出版された投資ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた」を運営する穂高唯希さんの場合は、上手に投資されています。
(参考)『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』は内容濃い一冊

彼の場合は、やはりアルトリア・グループ、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、日本たばこ産業といったタバコ銘柄に投資する一方で、AT&Tやベライゾン、エクソン・モービルなどエネルギー株、リートやインフラファンドなど合計56銘柄に分散投資しています。そして、著書でポートフォリオを拝見して改めて感じたのは、純粋な株式に投資するETFはなく、基本的に個別株中心ということです。ブログを拝見していると、投資タイミングにも(当然ですが)十分な注意を払っていることが見て取れます。分散投資+適切な投資タイミング+投資前後での投資先のチェックは必須ということでしょう。

配当はやはり魅力だが・・・

私は現在米国の個別株を中心としながら、日本の個別株にも投資しています。(投資信託にも投資していますが、限定的)
(参考)アセット・アロケーション(2020年6月)
上記の通り、トータル・リターンを念頭において投資すると、例えば、米国株はやはりGAFAのような銘柄に投資することは必須とまで言いませんが、正攻法だと感じます。
(参考)米国株ポートフォリオ(2020/6/30現在)

でも、ここで一つ問題があります。

私の資金量では「トータル・リターン」重視では、1年間に我が家で必要となる生活費等を賄うことが出来ないのです。そのため、エントリー「現在の資産運用がしっくりくる」では、「しっくりくる」と書きましたが、「生活資金の支出に合わせた短期的な売買も実施」の部分では「高度な技」(笑)を用いて、間違いなく相応の労力・負荷がかかっているのです。

ですから、理想はやはり運用はある程度「ほったらかし」で、それでも毎月の配当だけで支出が十分に賄える状態です。

う〜ん 悩ましい。

I hope you like it.

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