こんな時は一体どうなるの？株・株式に関するちょっとした不明点

8つのよくある質問に対する、8つの早くて簡単な答え

投資家は時々答え方がわからない質問に遭遇します。
株式が分割されたときに何が起こるのか、またはそれが上場廃止された、もしくはそれ以外の様々なよく分からない場合に、自分で確認したり他人に教えてあげたりするために使用できる迅速で簡単な情報をまとめました。

株式分割または逆分割

株価が高すぎると会社が判断した時に株式分割が発生します。
彼らはより手頃な価格に設定する事で株に対する需要を高めたい（最終的には全体的な価格を上げたい）のです。

株式が分割されると、その値はそれに応じて分割されます。
したがって、株式を現在の2倍に分割する場合、価格は元の株価の50％の値になります。

逆分割は分割とは正反対です。つまり、1-10スプリットで1000株のトレーダーは100株になりますが、各株はスプリット前の値の10倍の値になります。これは、会社の株価が特定のしきい値を下回り、上場廃止される可能性があることを心配している場合にしばしば行われます。逆分割後に投資家が逆分割するには余りにも少ない株数を持っている場合は、対応としては様々なケースが考えられますが通例として「失った」株数に相当する現金を受け取る事になります。

取引停止

取引停止は、公正な取引条件を保証するため、または売買注文のバランスを取るために特定の株式の売買を一時的に停止するために取引所によって行われる決定です。取引停止を発行することができる別の機関は、米国の証券取引委員会（SEC）です。

株式の売買が人々に経済的リスクをもたらすと考える場合、SECは最長10日間停止を発行することができます。
これは通常、上場企業が年次財務諸表または四半期報告書の発行に失敗した場合に行われます。

上場廃止

取引所の上場要件を満たさなくなった株式は上場廃止となります。取引所は、最低株価、最低株数などの上場要件が異なります。
これらの要件を満たさないと、その取引所から上場廃止となります。

上場廃止は投資家の信頼を低下させるので、上場廃止株式もその価値の大部分を失い、しばしば破産への一歩と見なされます。

価格が0になった場合

株価が0まで下がると、その効果はロングポジションかショートポジションかによって異なります。あなたが株式を所有しているならば（ロングポジション） - あなたは投資が株式と共に0になります。但し、ショートポジションを保持している場合は、100％の収益を上げる事ができるため、これは最善のシナリオです。

売られ過ぎまたは買われ過ぎ

売られ過ぎの状態は、トレーダーがその会社又は業界に対する信頼を失った時にしばしば起こり得ます。
ただし経験豊富なアナリストは、株価収益率（PER）がセクターまたはインデックスのそれを下回っているのを確認し状況を調べます。

買われ過ぎの状態は、いずれかのタイミングで調整が起こると予想されます。
ここでの最良の指標は、PERがセクターまたはインデックスを上回った時です。

店頭取引からメジャーインデックスへ

ナスダックやNYSEのような現物取引所とは異なり、OTC市場は主に低価格株で取引される企業のネットワークです。
ある会社が主要な取引所に上場する事が決定した時、会社はまずその取引所の上場要件（最小株価/利用可能な株の量など）を満たさなければなりません。

インデックス（指数）に追加

S&P 500やDJIAなどのインデックスに株が追加されると、流動性、量、そして価格はしばしば上昇します。
それはまた通常であれば他の株がインデックスから削除される事を意味します。

会社が倒産する

会社が破産を宣言したとき、負債を返済するために資産を売却することが要求されます。
貸し手の中で誰が最初に支払われるかの順序があります。

1. 担保債権者
2. 無担保債権者
3. 債券保有者
4. 優先株主
5. 普通株主

※各国の法律により異なります

大部分の利用可能な資金が最初に貸し手に行くので、普通の株主の優先順位が低く、殆ど支払われない事に注意することは重要です。
支払いが可能な場合は、株主に所有する割合に応じて報酬が支払われます。