16日の原油価格はロシアの減産停止の報道の中、小幅安となっている。
日本時間午後2時06分においてWTI原油先物は0.16%安で63.30ドル、ブレント原油先物は0.31%安で70.96である。
原油価格は年初来30%上昇している。原油価格の上昇の理由は、主に1月から6月まで石油輸出機構(OPEC)が日量120万バレルの減産を実施しているとういうファンダメンタルがある。
現在ロシアは米国とのシェア争いを念頭に、6月以降で減産を続けることにためらいを見せている。
ロシアのアントン・シルアノフ財務相は、ロシアやOPECは米国への対抗のために増産する可能性を示唆していた。ロイターが引用したアナリストによると、この動きによって原油価格1バレル40ドルまで下落する可能性があるという。
OPECと非加盟産油国は6月に総会を開き、減産を続けるかの決定をおこなう。
他方、パリに拠点を置くInternational Energy Agencyは先週月間レポートで、原油市場の均衡のために非常に大切なのは需要な上で、世界経済の見通しは不明瞭な状況であると述べている。