11日の原油価格は上昇している。ドナルド・トランプ米大統領はメキシコへの関税発動を見送ることを決定した。
WTI原油先物は0.96%高の53.77ドル、ブレント原油は0.48%高の62.59ドルとなっている。
6月25日、26日に開催されるOPEC総会にマーケットの注目は集まっている。OPEC総会では下半期も協調減産を延長するかどうかが決定される。
ロシアは依然として協調減産の延長については明確な答えを出していない。ノバク・エネルギー相は「7月にバランスの取れた決定を下すために、原油市場を監視する必要がある」と述べた。
OPECプラスは6か月間で日量120万バレル以上の協調減産を実施し、4月下旬までに原油価格を40%以上上昇させてきた。
米国とメキシコ間で不法移民対策が合意に達したことを受けて、米国はメキシコへの関税の見送りを決定した。このことから、本日の原油市場は上昇している。