40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

OPECプラス会合、9日に延期 サウジ筋「決裂回避に尽力」

発行済 2020-04-05 16:27
更新済 2020-04-06 07:54
© Reuters. OPECプラス会合、9日に延期 ロシアとサウジが対立=関係筋

[ドバイ 5日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアは6日に予定していたOPEC加盟国と非加盟産油国による「OPECプラス」の会合を9日に延期した。OPEC筋が4日明らかにした。

サウジ筋は5日、国営石油会社サウジアラムコ (SE:2222)が月次の公式販売価格(OSP)の発表を5日間延期したと明らかにした。通常は毎月5日までに発表され、イラン、クウェート、イラクの価格決定にも影響する。

同筋は「これは前例のない措置だ。5月のOSPはOPECプラス会合でどのような結論が出るかで決まる見通しだ。われわれはこの会合の成功のためにできる限りのことを行っており、OSP発表の延期という異例の措置もこれに含まれている」と語った。

同筋は、OPECプラス会合の延期は「OPECプラスや他国を含む全産油国への働き掛けを行う時間を確保」する狙いがあると説明。サウジは、ロシアが追加減産を拒否し、協議が不調に終わった3月会合の失敗を繰り返したくないと説明した。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のアナリスト、フィル・フリン氏は「サウジが価格戦争を続けるかどうかについて、まだ最終決定を下していないことの表れだ」と分析した。

トランプ米大統領は2日、原油の協調減産を巡りサウジとロシアの間を仲介したことを明らかにし、両国が日量1000万─1500万バレルの減産に踏み切る可能性があるとの見通しを示した。同規模の減産にはOPECの枠組みに加わっていない産油国の協力が必要になるとみられるが、米国やカナダなどでは、民間の石油会社の生産量について政府に決定権はない。

イラクのガドバン石油相は5日、新たな減産合意にはOPECプラスに加わっていない米、カナダ、ノルウェーなどの協力が必要だと述べた。米政府は、国内の石油会社に対し、減産を促す考えはこれまでのところ示していない。

© Reuters. OPECプラス会合、9日に延期 ロシアとサウジが対立=関係筋

一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は5日、ロシアは原油市場の現状に関して建設的な協議を求めており、対話以外に方法はないと考えていると述べた。インタファクス通信が伝えた。

「ロシアはOPECプラスの合意打ち切りを好ましいと考えてなかった。プーチン大統領とロシア政府は建設的な交渉プロセスに尽力する決意で、国際エネルギー市場の安定化に他の選択肢はない」と強調した。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます