24日のビットコインは5500ドルを超える高値で取引されている。一方、他の主要な仮想通貨は安値となっている。
日本時間午後1時12分までに、ビットコインは3.09%高の5523.3ドルを付けている。過去7日間では6.42%上昇しており、他の追随を許さない勢いを見せている。
一方、イーサリアムは1.47%安の168.22ドル、XRPは1.70%安の0.31779ドル、ライトコインは5.61%安の72.456ドルとなっている。
仮想通貨市場全体の時価総額は1810億ドルで小動きとなっている。
ウォールストリートジャーナルによると、ソフトバンクの孫正義社長はビットコイン投資で145億円以上の損失を出したという。このニュースは仮想通貨トレーダー界隈でにわかに注目されている。
孫社長は、2017年後期にビットコインが史上最高値の2万ドルを付けた際に投資していた。不運なことに、2018年前期に同氏が持ち分を売ったときには、すでに大きく値下がりした後だった。
また、同氏がビットコイン投資を決断したのは、フォートレス・インベストメント・グループ共同代表のPeter Briger氏に勧められたからだとも報じられている。
ソフトバンクはブロックチェーン技術の可能性を活発に模索している。
昨年9月の報道では、同社がブロックチェーンを活用したクロスキャリア決済サービスを開発中であるとされている。
一方、ナスダックが密かにビットコイン関連商品をトレードしていると分析会社ストロングマーケットのアナリストが報告している。
ナスダックがまだ公式な発表を行っていないものの、このニュースは大きな話題となった。
同アナリストは、米オンライン証券大手TDアメリトレードの口座でビットコインを購入したとツイートしている。
このビットコイン/米ドルのペアは、CXERXというティッカーでナスダックに上場されていたという。同氏はビットコイン/米ドルペアが4月10日に取引が開始されたとも述べている。
ナスダックは、仮想通貨に友好的な取引所として知られる。昨年12月には、今年前半にビットコイン先物を上場する計画を発表していた。
2月には、仮想通貨市場データの分析企業Brave New Coin社が作成する、ビットコインとイーサリアムの指数の提供を開始した。