[ロンドン 12日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が12日公表した調査によると、11月の国内住宅価格指数は、4月以来の大幅な落ち込みを示した。欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と総選挙を巡る不透明感が不動産市場を圧迫した。
11月の国内住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」との回答を引いた数値)は、4月以来最低のマイナス12となった。前月は
マイナス5。
新規の物件購入数と売却数は引き続き減少したが、物件売却が底を打ちつつある兆候もあり、向こう1年の市場の回復を見込む不動産鑑定士の割合は2017年2月以来の高水準となった。
RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソーン氏は、「きょうの総選挙で何が起こるにせよ、新政府が経済運営においてもブレグジットを巡る現状の課題においても安心感をもたらすことが重要だ」と述べた。