[ワシントン 13日 ロイター] - 米商務省が13日発表した10月の企業在庫は前月比0.2%増だった。小売在庫が伸びた。在庫投資が第4・四半期も国内総生産(GDP)の押し上げ要因となる可能性を示唆した。市場予想と一致した。
9月は0.1%減だった。
企業在庫は国内総生産(GDP)の重要な構成要素だ。
10月の内訳は、小売業が0.3%増。9月は0.1%増加していた。自動車は10月に0.2%減。先月発表された速報値の0.1%減から下方改定された。GDP算出に用いられる自動車を除く小売在庫は0.7%増。速報値は0.6%増だった。
在庫は昨年第3・四半期から今年の第1・四半期まで大幅に伸びた後、第2・四半期からペースが落ちている。過剰在庫に伴い企業は発注を減らし、製造業の低迷につながった。
第3・四半期GDPは年率で2.1%増だった。貿易赤字が重しとなる一方、在庫投資が押し上げ要因となった。第2・四半期GDPは2.0%増だった。第4・四半期GDP予想は約1.8%増となっている。
卸売在庫は前月比0.1%増。製造業も0.1%増加した。
10月の企業売上高は0.1%減。9月は0.4%減だった。10月の売り上げペースで在庫を使い切るのに必要な期間は1.40カ月で、9月と変わらなかった。
自動車売上高は1.0%増だった。9月は1.1%減少していた。10月の自動車売上ペースで在庫を使い切るのに必要な期間は2.31カ月。9月は2.34カ月だった。
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