40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

企業の消費者物価見通し、前回から小幅低下=12月日銀短観

発行済 2019-12-16 10:29
更新済 2019-12-16 10:29
© Reuters. 企業の消費者物価見通し、1年後+0.8%=12月日銀短観

[東京 16日 ロイター] - 日銀が16日に発表した12月の全国企業短期経済観測調査(短観)における「企業の物価見通し」によると、企業が想定する消費者物価の前年比上昇率は、平均で1年後が0.8%上昇となり、前回9月調査から0.1%ポイント低下した。

3年後は同1.0%上昇、5年後は同1.1%上昇で、いずれも前回調査から横ばいだった。

同時に公表した企業の販売価格見通しは、現在と比べて平均で1年後が0.6%上昇、3年後が1.0%上昇で、いずれも前回調査から横ばい。5年後は1.4%上昇と前回調査から0.1%ポイント上昇した。

<慎重な大企業製造業>

ただ、企業の販売価格見通しを大企業製造業・非製造業別でみると、製造業が1年後変わらず、3年後0.2%下落、5年後0.3%下落と下落方向の予想になっているのに対し、非製造業は1年後0.4%上昇、3年後0.8%上昇、5年後1.0%上昇と正反対の予想となっている。

大企業製造業の慎重な見方は、足元の景況感を反映していると言えそうだ。

日銀が13日に公表した12月短観概要は、海外経済をめぐる不透明感から、大企業製造業の最近の業況判断指数(DI)は0となり、前回調査から5ポイント悪化した。悪化は4四半期連続で、2013年3月調査(マイナス8)以来、6年9カ月ぶりの低水準となった。

こうした中、大企業製造業では製品需要にも慎重な見方が出ており、需給判断DI(需要超過─供給超過)は足元マイナス10、先行きマイナス11と悪化方向の予想となっており、販売価格判断DI(上昇─下落)も足元マイナス6、先行きマイナス8と下落を予想する企業が増えている。

© Reuters. 企業の消費者物価見通し、1年後+0.8%=12月日銀短観

*見出しを変更して再送します。

(志田義寧 編集:内田慎一)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます