40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

第2四半期のドイツ経済、9.8%縮小の公算大=主要シンクタンク

発行済 2020-04-08 18:54
更新済 2020-04-08 22:37
© Reuters. 第2四半期のドイツ経済、9.8%縮小の公算大=主要シンクタンク

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツの主要シンクタンクは8日、第2・四半期の国内経済が9.8%縮小し、データをさかのぼれる1970年以降で最大のマイナス幅となる公算が大きいとの報告書を公表した。新型コロナウイルス感染拡大抑制のために導入したロックダウン(都市封鎖)が響く。

世界金融危機に見舞われた2009年第1・四半期のマイナス幅の2倍強に当たるという。

報告書の作成に携わったシンクタンクの1つであるIFO経済研究所のエコノミスト、Timo Wollmershaeuser氏は「おそらく危機は予想よりも長引き、生産凍結につながりそうだ。このシナリオではリセッション(景気後退)の深度はより大きくなり、回復はより緩慢になる見通しだ。政府が企業の破綻を防ぐこともさらに困難になるだろう」と指摘した。

主要シンクタンクは、1─3月期のドイツ経済は1.9%縮小する見込みだと指摘。また、ピーク時の失業率は5.9%に達する公算が大きいとした。

その上で、今回の見通しに対するダウンサイドリスクは大きいと付け加えた。

主要シンクタンクは年間の成長率について、今年はマイナス4.2%、来年はプラス5.8%になると予想。IFO経済研究所のWollmershaeuser氏は「新型ウイルスの感染拡大でドイツ経済は深いリセッションに陥る」と述べた。

© Reuters. 第2四半期のドイツ経済、9.8%縮小の公算大=主要シンクタンク

主要シンクタンクはこのほか、政府が3月に決定した総額7500億ユーロの新型ウイルス対策で、ドイツの債務の対国内総生産(GDP)比率は今年は70%と、新型コロナ発生前の約60%から上昇するとの予想を示した。

ただWollmershaeuser氏は、ドイツの財政状態は安定していると指摘。むしろ「イタリアのような国がリスクにさらされており、支援が必要だ」とし、「ユーロ圏が債務危機に陥る大きなリスクが存在している。これは絶対に回避する必要がある」と述べた。

*内容を追加しました。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます