本日の日経平均株価は金曜日につけた27年ぶりの高値よりさらに上昇して2万4245円76銭となった。
米国とカナダの貿易協定(NAFTA)が合意し、メキシコを含めた3か国の協定にできたことが安心感につながり、上昇の要因となった。貿易面では米中貿易戦争に次ぐ問題であり、事前交渉の様子から難航が予想されていたが、期限ぎりぎりでの合意となった。
昨日発表された中国のPMIは前回よりも悪い50.8となり、さらにCaixin製造業部門購買担当者指数も同じく前月より悪い50.0となった。米中貿易戦争の影響が中国経済に徐々に表れ始めており、株価への影響も懸念されていた。また本日朝発表の日銀短観も19と前回より低い結果だったが、米国市場の好調さと円安、カナダの貿易協定合意を背景に最高値を更新した。
日経225で見るとRSIは75.171と買われすぎの水準。調整があってもおかしくはないが、あったとしても今の状況だと浅い調整となるであろう。
カナダの合意を受けて米国株式指数先物は上がっており、本日の米国市場は大きく上昇して始まる可能性が高い。高値圏といえど適度に調整しながらの上昇なため過熱感もさほどなく、悪いニュースがなければ上昇して本日は終わる可能性が高いだろう。
米国10年債利回りは午後4時26分現在で3.067となり、再び3.05を超えて上昇してきている。