7年ぶりの水準まで上昇していた米国10年債利回りは、午前10時の時点で3.214。午前5時台につけた3.203から若干反発している。
米国債の急騰により、株式市場は調整をし、国際通貨基金(IMF)の世界経済成長見通しの引き下げによって、下落に拍車がかかった。
ドル/円は、112.80銭台で反発し、113.00円となっている。FRBによる12月の利上げの可能性が極めて高く、今後の金利の先高観から、ドル高基調は当面続くと思われるが、これが素直に円安につながるかどうかは、テクニカル的に見れば112.80~113円あたりで踏ん張れるかで決まるだろう。
米国債利回りは今週の米国CPIによって多少上下する可能性があるが、現状の米国の経済・雇用情勢を考えると、10年債利回りが3%を下回ることは当面考えにくい。今後の金利上昇がどこまで続くのかによって、株式市場にも大きく影響を与えるだろう。