[ベルリン 10日 ロイター] - 調査会社センティックスが発表した8月のユーロ圏投資家センチメント指数は4カ月連続で上昇した。ただ、水準自体は低く、新型コロナウイルス危機に見舞われたユーロ圏経済が第3・四半期も縮小していることを示した。
8月のユーロ圏投資家センチメント指数はマイナス13.4。前月(マイナス18.2)から改善し、ロックダウンに入る前の2月以降で最高となった。ロイターがまとめたコンセンサス予想はマイナス15.1だった。
センティックスのマネジングディレクター、パトリック・ハシー氏は「水準的にはまだ喜べるものでない。景気回復プロセスは緩慢だということだ」と述べた。
期待指数は19.3で前月(19.5)から悪化した。
ドイツのセンチメント指数は4カ月連続で改善。現況、先行きの見方ともに上向いた。
ハシー氏は、ドイツでここ数週間、感染者が増加しているが、指数に影響は出ていないようだと述べた。
調査は8月6─8日に投資家1078人に対し実施した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200810T133859+0000