20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:こう着相場継続もリバウンド基調に■前場の注目材料:岡野バル、2Q下方修正 営業損失5.2億円に拡大■三井物、LNG開発に25億ドル 24年からモザンビークで生産■こう着相場継続もリバウンド基調に20日の日本株市場は、米株高の流れを材料視しつつも、こう着感の強い相場展開が続きそうである。
19日の米国市場では、FOMC声明文では政策金利の判断において「辛抱強くなる」との文言が削除された。
当局者の約半数が利下げを支持していることも示され、利下げ期待から堅調な展開に。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の21285円だった。
想定通りではあるが、一先ずFOMCのイベントが波乱なく通過したこともあり、堅調なスタートになりそうだ。
とはいえ、昨日の日経平均は全面高商状の中で360円超の上昇となり、1か月ぶりに21300円を回復したものの、売買代金は辛うじて2兆円を超えている薄商いであり、慎重さが窺える状況である。
また、米利下げ期待の流れから円相場は円高に振れて推移していることもあり、これが重石にもなりやすい。
また、トランプ大統領が主要20カ国・地域(G20)首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示したことがインパクトにつながったが、こちらも期待を込めて上値追いをする参加者はいないと考えられ、イベント通過待ちといった流れになりそうだ。
日銀の黒田総裁の会見等にも関心が向かいやすく、こう着相場になりやすい。
とはいえ、トランプ大統領が再選を目指して大統領選出馬を正式表明してからの献金額が、合計2480万ドル(約27億円)に達したと報じられている。
再選を意識した株価対策への期待感も高まりやすく、下を仕掛けてくる流れにはなり難いだろう。
そのため、インデックス売買に振らされやすいものの、基調としてはリバウンドが期待されるところ。
また、IPOのSansan (T:4443)が好スタートを切ったこともあり、個人投資家のセンチメントは改善傾向にあるだろう。
そのため、中小型株などでトレンドが強い銘柄のほか、需給妙味の大きい銘柄などへは資金が集中しやすいと考えられる。
■岡野バル、2Q下方修正 営業損失5.2億円に拡大岡野バル (T:6492)は第2四半期業績予想の修正を発表。
営業損失は従来の3000万円の赤字から、5.2億円の赤字に損失額が拡大。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(21333.87、361.16)・NYダウは上昇(26504.00、+38.46)・ナスダック総合指数は上昇(7987.32、+33.44)・シカゴ日経225先物は上昇(21285、大阪比+15)・SOX指数は上昇(1407.30、+1.14)・VIX指数は低下(14.33、-0.82)・米長期金利は低下・米中通商協議進展への期待・日銀のETF購入・日銀追加金融緩和への期待・米利下げ期待・株安局面での自社株買い・ソフトバンク (T:9434)AI戦略でシナジー 投資専門家1000人に倍増・三井物 (T:8031)LNG開発に25億ドル 24年からモザンビークで生産・日産自 (T:7201)小型トラックの一部 いすゞ (T:7202)とOEM合意・中京医薬 (T:4558)来月 電力小売り参入 配置薬営業体制生かす・リコー (T:7752)米社と共同事業 バイオメディカル iPS細胞分化で創薬☆前場のイベントスケジュール・特になし
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