日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は18日、前日比+0.18pt(上昇率1.16%)の15.63ptと反発した。
なお、高値は15.64pt、安値は15.32pt。
前日の米国市場は、英国と欧州連合(EU)が離脱修正案で合意したことや主要企業の業績改善などを好感して主要指数は反発した。
日本市場でも、業績底入れ期待を背景に、電子部品セクターを中心に堅調な動きがみられ、日経平均は一時年初来高値を更新した。
こうした中、日経VIは始めこそはマイナス圏で推移していたものの、英議会でのEU離脱を巡る新協定案の採択を見極めたいとのムードから、日経平均が後場に入って上げ幅を縮小すると、徐々に値を上げていき、結局、反発となった。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。