本日のマザーズ先物は、戻りの鈍い展開が予想される。
前日の米国市場は、新規材料に乏しいなか、足元の連日の最高値更新からの高値警戒感もあり、主要3指数は高安まちまち。
為替市場でも再び1ドル=108円台40銭台と円高方向に振れてきているため、個人投資家のセンチメントが上向きにくい中で、マザーズ先物に対する積極的な上値追いの動きは期待しにくい地合いとなりそうだ。
ただ、相場全体としては、個人主体の資金などは出遅れ感が意識されている中小型株にシフトしつつあり、弱いトレンドが続いていたマザーズ指数も直近3営業日続伸で再び75日移動平均線を突破してきている。
上げの要因となった時価総額上位銘柄が総じて強含む動きが本日も継続する場合は、マザーズ先物に対する資金流入にも繋がることから、底堅さも意識されよう。
なお、個別では、MTG (T:7806)が19年9月期業績予想の下方修正を発表しており、併せて19年9月期の決算発表を再度延期するともしている。
上値のメドは875.0pt、下値のメドは860.0ptとする。