本日のマザーズ先物は続落が予想される。
19日の米国市場は週末に民主党のペロシ下院議長が新型コロナウイルスを巡る追加経済対策について、トランプ政権と大統領選挙前の合意成立に楽観的な見通しを示したため期待感から上昇して寄り付いた。
しかし、ウイルス感染件数の増加やFRBの高官が景気や雇用に悲観的な見方を示したほか、経済策への不透明感も根強く、引けにかけて大きく下落に転じた。
ハイテク通信株の比率が高いナスダックは続落した。
本日のマザーズ先物は、米国市場が下落したことやナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを受けて、反落でのスタートが予想される。
国内では、JR東日本 (T:9020)がドコモインサイトマーケティングと連携しスマートフォンで目的地の混雑状況を確認できるサービスを行うと日本経済新聞が報じている。
この報道により次世代交通サービス「MaaS」関連の銘柄が相場を下支えすることが期待される。
また、IBMの7-9月期決算でクラウド関連の売上高が19%増加したことから、時価総額上位のフリー (T:4478)などクラウド関連が注目されることが予想される。
しかし、高値警戒感や外部要因の悪化などで全体としては上値の重い展開が続くものと思われる。
本日の上値のメドは1330.0pt、下値のメドは1250.0ptとする。