以下が、本日の米国市場で重要な3ポイントだ。
1. FOMC議事要旨
本日日本時間27時に、7月FOMC議事要旨が公表される。 現在9月の利下げ観測が高まっている中、7月のFOMC議事要旨によってこの時点でのFOMCメンバーの動向を知ることができるだろう。一方でトランプ米大統領は19日、1%の利下げと量的緩和をするべきだと再度FRBに対して不満を訴えている。また、全米リアルター協会は日本時間午後11時に7月中古住宅販売戸数を発表する。市場予想では、前月から2.5%増加し、539万件となるとみられている。2. EIA原油在庫
米国エネルギー情報局(EIA)は日本時間午後11時30分に週次原油在庫統計を発表する。
この発表に先立ち、米国石油協会(API)の週報では、先週の原油在庫は350万バレル減となっていた。
市場予想では、EIA原油在庫は188.9万バレル減となるとされている。
3. ロウズ、 ターゲット)決算報告
住宅リフォーム・チェーンのロウズ・カンパニーズ(NYSE:LOW)は本日の市場寄り付き前に決算報告を行う。
予想売上高は209.5億ドル、予想EPSは2.01ドルとなっている。
今回の同社の決算報告にあたっては、コスト上昇圧力の影響を受けると考えられている。また同社は、昨年事業再編計画として店舗の一部閉店とリストラを発表している。
ロウズの2-4月期(第1四半期)では業績見通しを下方修正しており、今回の決算で持ち直せるかが焦点である。
また、ターゲット (NYSE:TGT)も市場寄り付き前に決算報告を控えている。市場予想では、売上高183億ドル、 EPSは1.62ドルとなっている。
トランプ政権は対中追加関税を9月1日から12月15日に延期した。延期となった対象には、ホリデーシーズンで人気商品が数多く含まれており、ターゲットの今後の見通しに注目が集まる。