日経平均は3日ぶり反落。
13日の米国市場でNYダウは小幅に3日続伸し、3ドル高となった。
米中が貿易協議の「第1段階」で合意したものの、目先の材料出尽くし感が広がった。
関税緩和が想定より小さいとの見方もあり、NYダウは小幅高にとどまった。
前週末に節目の24000円台を回復した日経平均だが、本日は米国株の伸び悩みを受けて67円安からスタート。
朝方にこの日の安値23950.05円(前週末比73.05円安)を付けると、押し目買いが入りプラス圏に浮上する場面もあったが、上値追いの動きは限定的だった大引けの日経平均は前週末比70.75円安の23952.35円となった。
東証1部の売買高は11億3444万株、売買代金は1兆8617億円だった。
業種別では、ゴム製品、海運業、金属製品が下落率上位だった。
一方、水産・農林業、不動産業、その他製品が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は46%となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)が小安い。
村田製 (T:6981)やSUMCO (T:3436)は利益確定売り優勢で軟調だった。
サンバイオ (T:4592)との再生細胞薬のライセンス契約を解消した大日住薬 (T:4506)が3%超下落し、医薬品株では第一三共 (T:4568)も下げが目立った。
西松屋チェ (T:7545)は決算が嫌気されて急落し、一部取引についての疑義を受けて特別調査委員会を設置したネットワン (T:7518)が東証1部下落率トップとなった。
一方、売買代金トップの任天堂 (T:7974)や傘下の運用会社を巡る報道が伝わったソフトバンクG (T:9984)は堅調。
ソニー (T:6758)や東エレク (T:8035)は小高く引けた。
決算発表のヤーマン (T:6630)や神戸物産 (T:3038)、業績上方修正のVコマース (T:2491)などは急伸。
また、ブラス (T:2424)は買い気配のままストップ高比例配分となった。