[上海/北京 27日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は27日、保険会社が銀行の債券に投資する際の規則を緩和すると発表した。新型コロナウイルス流行で特に打撃を受けている中小を中心に銀行の自己資本強化を支援する。
銀保監会の声明によると、銀行が自己資本の補完的項目(Tier2)に算入できる証券、永久債に保険会社が投資する場合の、発行体である銀行の資産や格付けに関する要件を廃止し、投資可能な対象を拡大。
また投資対象の証券や永久債の格付け要件(証券:AAA、永久債:AA+以上)も廃止した。
一方、保険会社には信用リスク管理の基準を達成し、前四半期末のソルベンシー・レシオが120%を下回ることがないよう求めた。
銀保監会は26日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、銀行の不良債権が現在、高水準にあると指摘していた。
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