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米国株見通し:追加利上げ観測や北朝鮮懸念で利益確定志向か

発行済 2017-09-22 20:45
更新済 2017-09-22 21:00
米国株見通し:追加利上げ観測や北朝鮮懸念で利益確定志向か
S&P500先物 2498.50(-2.75) (20:30現在)
ナスダック100先物 5933.25(-13.00) (20:30現在)

20:30時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。
また、NYダウは前日比15ドル安程度で推移。
欧州市場は、小幅であるが全般上昇して推移。
原油先物相場は小幅に下落して推移している。
これらの流れを受けて、米株式市場は利食い優勢の展開から始まろう。


21日の米株式相場は下落。
前日のFOMCで年内の追加利上げの見通しが据え置かれ、利上げ観測の拡大を嫌気して売りが先行した。
銀行が上昇する一方で、テクノロジー機器が下落している。


本日は、経済指標では製造業PMI(9月)、サービス業PMI(9月)、総合PMI(9月)が予定されているが、弱い結果となれば利上げ観測が後退する可能性もあろうが、利上げに向けたFRBの本気度に疑念を抱いていた投資家が、ここにきてそれを真剣に受け止め始めている。
そのため、最高値圏に位置する現在の状況から、いったんは利益確定に向かわせやすいだろう。


また、地政学リスクも懸念要因である。
トランプ大統領は北朝鮮と取引する個人と企業、銀行に新たな制裁を科す大統領令に署名した。
これに対して、金委員長は「史上最も強硬な対抗措置」を取ることも辞さないと警告した。
中国人民銀行が金融機関に北朝鮮との取引停止を指示したとも伝えられるなか、より警戒感が高まりそうだ。


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