週刊予測:米国市場の強気相場続く ドル、原油続伸?

 | 2018年07月01日 21:30

  • 世界株価指数は上昇トレンドラインを下回り、ダウントレンドを形成。

  • アジアの株価も、浮き沈みを繰り返しながらダウントレンドを形成。

  • 欧州は上昇トレンドが崩れたが、まだダウントレンドになっていない。

  • ダウジョーンズなどの米株価指数は2月以来上昇トレンドを保っている。

  • アメリカのインフレーションは連邦準備理事会(FRB)の目標に到達したが、個人消費支出は失望させる結果だった。

  • イールドカーブ(利回り曲線)の平坦化は景気後退の可能性を示している。

  • 原油は小規模の生産増加により最高水準に。しかし、市場は依然として不均衡状態である。

  • ビットコインは最安値をつけてから伸び悩んでいる。

  • ドルは利上げによる金利差の拡大と、安全な避難通貨としての位置づけによりドル高になっている。

  • アメリカの主要指数は金曜日にわずかな上昇をみせた。ダウ ジョーンズ は0.23%増、ナスダック総合指数は0.09%増、S&P 500は0.08%増と軒並み僅かな上昇であった。

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    アメリカと主要貿易相手国との間で進行中の貿易摩擦は世界の市場に大きく影響を与え、さらに欧州とアジアの経済の減速も逆風に追い打ちをかけている。米連邦準備理事会(FRB)は、依然として米国経済が成長していることから、利上げに積極的姿勢を保っているが、欧州およびアジアの中央銀行は現状維持の姿勢だ。

    しかし、投資家の見通しは、米国の経済政策によって株価が上昇軌道を維持している限り、米国市場は楽観的だろう。ただし、現在加速している貿易摩擦などの現状は、今後の不安要素にはなりえるだろう。

    h2 世界のマーケットが下落する中、アメリカ市場は好調/h2