Investing.com | 2018年07月20日 14:54
世界が米ドルの動向に注目している中、メキシコペソが米ドルに対し上昇している。
6月以降、ドルに対しペソは10%の上昇している。ドル買いの動きが始まった7月11日以降メキシコペソの推移は横ばいになった。
トランプ大統領が2015年に大統領選出馬を表明して以来、メキシコペソは44%下落した。
トランプ大統領の北米自由貿易協定(NAFTA)離脱の表明と、交渉中の2国間貿易協定への懸念はメキシコペソへの警戒を招いている。
しかし、トランプ大統領は米国とメキシコの貿易を巡る合意について「近づいている」 と述べた。
なぜメキシコペソはここ一カ月上昇しているのだろうか?
おそらく、人々は米国とメキシコの交渉は最終段階に入っていると認識しているのだろう。これにより、6月15日の高値をつけてからドル/メキシコペソが低水準で取引されている理由が説明できる。
現在、ドル/メキシコペソは三角持合い(ペナント)を形成している。この三角持合いを下抜けすることにより、6月11日から続く下降トレンドが継続されるだろう。
ここで押さえておきたいのは、メキシコペソの価格は200日間の移動平均線を下抜けして、この三角持合いはそのすぐ下で行われているということだ。
この200日間の移動平均線は、サポートラインにもレジスタンスラインにもなる重要なラインである。
h2 トレーディング戦略 – ショートエントリー準備/h2慎重なトレーダーは、最低限3%の下落をともなう、三角持合いの下抜けと、以下の3つの工程があるまで待つとよい。1.下抜けてからそのままの低水準で推移、2.大陽線による買い戻し、3.それに続く大陰線
一般のトレーダーは、良いエントリーをするために2%の下抜けと買い戻しを確認するだけでいいだろう。しかし、レジスタンスラインを確認する必要はない。
積極的なトレーダーは、「1.下降トレンド、2. 200日間の移動平均線の下抜け、3. 三角持合い上辺の抵抗の確認」に従い、いまショートするとよい。
h2 トレードマネジメント/h2次のトレード例は、リスクレベルに関係なく同じように適用できる。リスクレベルは価格で決まるのではなく、値動きをみてトレンドを判定するかどうかによって決まる。
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