弱い人民元を背景にRBAは金利をあげるだろうか?

 | 2018年08月07日 12:01

h2 ドルは、週が明けても高くなる

ドルはNYの取引時間中に若干後退し、 EUR / USDの1カ月ぶりの安値、GBP / USDの10カ月ぶり安値を更新することはなかった。欧州の通貨は最も厳しい打撃を受けたが、対ドルで下落しなかったメジャーな通貨はなかった。貿易摩擦と人民元の弱さが、投資家がドルを購入する主な理由だ。

中国人民銀行が金曜日に為替フォワード取引のための準備金を上げた後、一時的に上昇したが、元は下落を再開した。

なぜ USD / JPYが上昇しているのか、そして貿易摩擦に陥っていないのか、なぜ金価格が下落し強くないのかについて、混乱している読者から質問があった。

一般的な考え方としては、通貨の安全な避難先として、円はリスク回避の際に買われるのだが、日本は貿易戦争に晒されているためそうなっていない。中国は通貨を弱体化させているが、USD / JPYもUSD / CNYに続いて貿易戦争の被害者であることを示している。

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USD / JPY(オレンジ色の線)は、USD/ CNY(白線)と足並みを揃えるように移動している。ドルが強くて価格が下落するため、金は上昇していない。

今後の見通しとして、火曜日に発表される予定の主要な米国経済指標はないが、米国と中国の貿易摩擦が高まっているため、焦点は見出しのようになるだろう。