先物一週間の見通し:原油と金属に米中間の貿易摩擦の影響

 | 2018年08月07日 17:40

加速する米中間の貿易摩擦を受けて、投資家たちが比較的安全な資産になっているドルへ流れる方向に向かっているため、, や他工業製品に売り圧力がかかっている。

また、米クルード原油は高値の60ドルの抵抗ラインに、今週再び挑戦する形となった。

オート麦は先週8%の上昇を見せ過去6か月の高値になっている後ではあるが、テクニカル的には「強い買い」を示し、高騰を続けると考えられている。

アメリカが200億相当の中国製品に関税を課すことに対し、中国政府は、600億相当の米国商品に対しての追加関税を決め、5カ月にわたる貿易摩擦を続けている。

両国は先月お互いに340億の追加関税を課したが、さらにスチールアルミニウム や、洗濯機やドライフルーツなどを含む160億相当の商品に追加関税を課す予定である。

中国は、米国クルード原油に対しても課税をすると警告している。中国は米国クルード原油の世界で2番目となる買い手である。世界二大経済大国の貿易摩擦により、原油は非常に影響をうけやすい状態だ。

h2 貿易摩擦は、商品市場に陰りを与えている/h2
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ニューヨークにあるEMI DTNのDominick Chirichella氏は「原油を含め、ほとんどのアセットマーケットが陰りを帯びている」と述べた。そして彼は「私は現在の状況は長期的な問題だと考えていない、数ヶ月かけて解決の方向に向かっていくことを期待している」という。