チャート分析:原油(WTI)の上抜けを待たれる

 | 2018年08月08日 13:15

原油市場は、現在米中間の貿易摩擦などのファンダメンタル的な要因に直面している。原油(WTI価格は7月初旬に75ドルを付けた後、徐々に下落している。

これは、原油がすぐに回復・上昇するのか、もしくは下落し続けトレンド変換が起こるのかとういう疑問を残している。

石油掘削会社CanaryのCEO Dan Eberhard氏は、前者(原油価格が上昇すること)の考えだ。

彼は、今年の終わりまでに原油価格が1バレル100ドルに達すると予想している。これは現在から45%の上の価格である。

原油価格が上昇する理由として以下が挙げられている。

  1. 公約にもかかわらず、OPECの国々の供給増加が不可能であるため:6月と7月の一日あたり100~120万バレルの生産の増加に苦労していた。
  2. アメリカはイランに対し再び制裁を課したため:これは結果的に、世界の原油市場から1日当たり100万バレルの供給がなくなるという可能性がある。
  3. ベネズエラの生産は2年前1日220万バレルであったが、現在134万バレルまで落ち込んでいる
  4. 世界の需要は増えており、合計で1日当たり100~120万バレルの需要の上昇が予測されている。
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