チャート分析:米ドルは現在トレードの主役である

 | 2018年08月14日 17:16

米ドル は加速する貿易摩擦の懸念の中、現在トレードの中心として注目され上昇し続けている。

3月から始まったこの貿易摩擦の懸念により、トレーダーは米ドルを比較的安全な資産であり、成長が見込まれるとし買いに走った。一方、 日本円, スイス・フラン ,は陰りを帯びている。

2008年に米国が最大の世界金融危機を引き起こした時、反直感的に投資家は資金を米資産に回し、米ドルの急騰を招いた。このため、日本円、フラン、金は下落した。これは、投資家たちは判断材料として、米国経済、政治、軍事の安定に信念をおいているということを示唆した。

この2008年のケースは現在にも当てはまっていると考えられる。

中国や欧州の経済が低迷し利上げに対し慎重である中、米国経済は順調に成長している。この好調な米国経済を受けて、連邦準備理事会(FRB)は金融引き締め姿勢をとっている。この金利差が広がる現在、米ドルが好まれている。この世界的な経済要因が、果たしてどれくらい米ドルを押し上げるだろうか?

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