チャート分析:小型株からの利益を狙おうーRussell 2000の好調

 | 2018年08月16日 15:01

いくつかのファンダメンタル要素が小型株によい影響を与えている。アメリカの小型株指数である Russell 2000 の需要は供給を上回り、今後も上昇が見込まれている。

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのデータによると、小型株は大型株のパフォーマンスを8年間上回っているという。先月、同社のマネージングディレクターと米国株式部門ヘッドであるJodie Gunzberg氏によると:

「過去4ヶ月、中小企業は大企業を10.1%上回っている。これは、毎年の前半において歴史上5番目の小型株プレミアムになっている」

投資家たちは、小型株に注目し始めている。これらは世界的な経済不安の防衛策として、米ドルに資金が流れている理由と同じである。

貿易摩擦の中アメリカは成長を輸出に頼らず、米国株はアドバンテージを得てきた。ドル高は海外の売り上げを苦しめたが、米国内の需要には影響がなかった。

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内需銘柄にとっては、ドル高の影響により原料が安くなるという恩恵があった。中小企業は、大企業に比べて減税されることで有利であったり、トランプ政権による規制緩和による利点があった。中小企業はの売上高のほとんどは米国内市場からである。

この減税は、大企業によるM&Aを通しての国内の会社への投資の動機をつけさせた。よって、投資先の中小企業の株価は大きく上昇している。

これらの好環境により、小型株の上昇が続くだろうか?