貿易戦争により株価は下落か?好調な米国指数・指標

 | 2018年09月04日 09:40

  • 4分の3の主要インデックスは最高値を更新。 ダウ平均は最高値まで2.5%離れている
  • 最高値更新は逆風になり市場に影響する可能性はある。
  • しかし、強い米国経済により貿易戦争などの懸念に打ち勝つ可能性。
  • 原油(WTI)は、イランへの制裁やベネズエラの生産問題によって高騰。しかし、強いドルにより抑えられている。

米国株は先週前半、アメリカとメキシコの2国間貿易が進み、先週急激な上昇をみせたが、カナダとの貿易交渉は合意に至らず、週次で得られた上昇分が削られた。先週末の更なる市場への圧力は、トランプ大統領が2000億相当の中国製品に関税を課すことを警告したことだ。投資家にとって大事なのは、週次、月次の上昇を信頼していいのかということである。 S&P 500は 5ヶ月連続の上昇である一方、ダウ平均では月間で2番目の上昇率をみせた。しかし、先週は週末に近づくにつれ下落しているという事実がある。

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一見、株式は上昇トレンドを続けるように見えるが、投資家は貿易戦争などの潜在的な下落リスクや、テクニカル的なシグナルに対して備えるべきである。先週末レイバー・デーに先駆けて、金曜日の米国株価は閑散とし一定の方向性はなく、まだら模様だった。同日、アメリカとカナダは合意に至らなかったが、貿易交渉が今週再開すると伝えられている。