一週間の見通し:株価は軒並み下落、しかしファンダメンタルやテクニカルによる回復見通し

 | 2018年09月10日 19:43

h2 ポイント
  • 新興国市場と米中貿易の危機が、株式の週足の上昇を終わらせた。
  • ドルはいまだにセーフヘブン通貨であり、新興国通貨は下落が続く
  • 米国の雇用、賃金は強い伸びを続ける

米国株は金曜日、4日連続で下落した。これはトランプ米大統領によるアップルを含めた中国製品への追加関税に関する発言が原因で、テクノロジー株や多国籍企業株への売りを誘発させた。 雇用統計では、平均賃金が2009年以来最もよい上昇率であったのにも関わらず、4つの米国主要インデックスは金曜日、軒並み下落した。

現在の下落は進行中の新興国市場による悪影響や、貿易戦争の懸念によるものだろう。しかしながら、これらは一時的なものだと考えられる。投資家はこれらのニュースに肩をすくめながら、ファンダメンタルとテクニカルに基づいて取引するだろう。 ドル は3週間連続で下落に終わり、利回りは2週間の上昇である。

h2 新興国市場のリスクの中、多国籍企業株は上昇/h2
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S&P 500は金曜日、0.22%の微減で終えた。コミュケーション・サービス (+0.21%)とヘルスケア (+0.15%)以外のセクターでは下落した。金曜の下落は、不動産 (-1.27%)、電力・ガス (-1.22%)セクターによって牽引された。.

週次では、S&P500は1.03%下落である。これは11セクター中8セクターが値下りした6月以来の最大の下落幅だ。セクターの中でもコミュニケーションサービス (-3.0%) とテクノロジー (-2.67%) は大きく下落した。