週間見通し:株もドルもファンダメンタルとテクニカルの両面で高くなっている

 | 2018年09月17日 15:08

  • 米国株は前週の下落から反発したが、先週の最高値よりも下回った
  • 米国10年債利回りは3%へ
  • ドルインデックスは上昇したが、一度ブレイクした上昇トレンドラインを下回ったまま
  • 物価上昇懸念にもかかわらず、石油は横ばい

先週から米国株式が1%上昇したものの、貿易戦争は引き続き市場をかき乱している。実際、金曜日の正午にトランプ米大統領は、補佐官に2000億ドルの中国製品に追加の課税をするよう指示したことを明らかにした。

米国の株式指数はこのニュースで下落したが、S&P 500、ダウ平均、ラッセル 2000 はいずれも終値で少しずつ上昇した。 ナスダックにしてもわずか0.05%の下落だった。トレーダーが総じて下落に押し目買いをし、週末にそれを上昇にまで持っていった事実は、この長い強気相場がまだ続くという見通しを支持している。
明らかにトレーダーは、経済摩擦が経済と市場に永続的な影響を与えないものとして脇に追いやりながら、ファンダメンタルとテクニカルに関する市場リスクを乗り切りたいと考えている。

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