商品一週間の見通し:金と原油の上昇予想

 | 2018年09月25日 20:28

  • は、1オンスあたり1200ドルでの鈍い動きであるが、FRBの利上げが予想されることに先駆けて大事な局面を迎えている。利上げとドルに支えられ、金も1250ドルへ力強く上昇するだろう。
  • 米 WTI原油は、すでに70ドルを土台にして、最高値に向かっている。一方、OPECがトランプ米大統領の原油価格引き下げ要求を拒否したことにより、UK ブレント原油は80ドルまで押し上げている。
  • OPECの会合で原油の追加供給をしない方針が決まった後で、日曜日にサウジアラビアのエネルギー相であり、OPECの中心人物であるKhaild al-Falih氏はこの方針によって「価格に影響を与えていない」と述べている。
  • は金曜日、19ヶ月ぶりの高値を記録した。もし、ドル安になればさらなる高値の可能性もある。
  • h2 大豆、砂糖、コーヒーはブラジル・レアル次第/h2

    大豆砂糖コーヒーのような主要な農産物市場は、急落したブラジル・レアルによって左右されるだろう。ブラジルはこれらの商品の輸出国である。

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    「ブラジル・レアルは9月10月で、大きな下落をしてきた」と、フロリダに拠点を置き農産物市場コンサルティングをおこなっているBoca Rato社のShawn Hackett氏は述べ、次のように付け加えた。

    「現在のブラジルの政治懸念や10月の大統領選の混迷を考えると、ブラジル・レアルはさらなる安値に向かうだろう」

    FRBによる政策金利の発表が水曜日に控えている他に、今週は8月新築住宅販売戸数や、 ドイツ GfK消費者感指数や、ユーロ圏消費者物価指数(CPI)の経済指標の発表がある。

    h2 ゴールドマン「金は大きく上昇するだろうが、大豆はないだろう」/h2

    金先物は5週間にわたり20ドルの幅のレンジで取引されている。FRBの25ベーシスポイントの利上げを前に、重要な局面に直面している。