一週間の見通し:株価は堅調、イーロン・マスクとSECの和解、ドルの上昇

 | 2018年10月04日 18:15

  • S&P 500は2013年以来もっとも良い四半期となった。
  • テスラのイーロン・マスクがSECに起訴されたことにより、金曜日下落した。
  • ドルは貿易問題によりセーフヘブン通貨として戻った。
  • 米国株式は米中間の貿易問題の泥沼化よって悪影響を受けているが、それでも5年間の中でもっとも好調である。経済が拡大するにつれ、投資家はこれからも上昇を支えるだろう。

    h2 SPX: 2013年以来、最も良い四半期/h2

    S&P 500は0.57%下落したが、今期は2013年以来最も良い四半期であった。

    貿易問題によって 素材 (-4.34%)セクターの先週の一連の下落が導かれた。連邦準備制度理事会(FRB)が0.25%の利上げを決定後、トレーダーが手じまいした背景の中で、 金融 セクター(-4.0%)の下落となった。ディフェンシブ株である公益事業 セクター(+1.5%)は金曜日に好調であった。

    また金曜日、フェイスブック(NASDAQ:FB)は、5000万件の情報流出の危険が昨年夏からあったことを発表したことにより、2%以上下落した。また、米国証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏に罰金と会長職から退く条件で合意したが、テスラ(NASDAQ:TSLA)は13.9%下落した。

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    このSECの起訴は、イーロン・マスクCEOが8月7日にツイートしたテスラ株の非公開化に起因する。土曜日、イーロン・マスクCEOはテスラの最高経営責任者(CEO)にはとどまるが、3年間は会長に就任できない。また、イーロン・マスクCEOとテスラが合計4000万ドルの制裁金を払うことで合意した。