商品一週間の見通し:リスクオフにより原油上昇は疑問、金は1250ドルへ

 | 2018年10月16日 20:11

今週、商品先物で注目されるのは、2ヶ月に渡り上昇している原油が先週の下落から回復するかどうかだろう。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所で原油は5日間で4%以上の下落した後、マクロ経済的な懸念からWTI原油ブレント原油の今後の上昇については疑問である。

アジア市場では先週のサウジアラビアのジャーナリストの消失事件などの影響が考えられ、WTI原油は上昇した。しかし、今後の長期的な見通しの上での原油上昇は限定的だと考えられる。

確かに、原油の供給問題によって価格が上昇するという可能性はある。特に米国のイラン原油輸出に対する制裁だ。イランは最高で5月に1日あたり271万バレル輸出し、これは世界の原油供給の3%であった。また、イランの他に、イラク、リビア、ベネズエラなどOPEC加盟国による供給も懸念事項である。

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