一週間の見通し:予想を下回る決算は、株式市場への圧力となるか

 | 2018年10月29日 17:27

h2 ポイント
  • 米インデックスは、S&P 500を除いて調整局面に入ったとみられる
  • しかし、2009年からの上昇トレンドの上にとどまっている
  • VIX(恐怖指数)や、セーフヘブンの円、金、国債をみると、まだパニックの水準ではない

先週は今年の中でも最もボラティリティーが高かった週のひとつであった。 ナスダック総合指数S&P 500ダウ平均Russell 2000はすべて下落基調であった。金曜日のテクノロジー株は下落幅を広げ、一時S&P 500は調整局面の水準まで下がった。

株式から資金が流れ、国債と は上昇した。 アマゾン(Amazon) (NASDAQ:AMZN)や、アルファベット(Alphabet) (NASDAQ:GOOGL)などを含む大企業の決算が予想を下回っていたために、株式の下落は導かれていた。

h2 コミュニケーションサービス、テクノロジー株はSPXにのしかかる/h2

金曜日、S&P 500のインデックスは、1.73%下落した。これは主にコミュニケーションサービス (-2.71%)やテクノロジー (-2.00%)セクター、さらに 一般消費財セクターの下落によって導かれた。

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素材セクターと資本財は貿易戦争の中で上昇していたにも関わらず、 素材セクターも0.59%下落し、資本財セクターは0.99%下落した。

週次では、SPXは3.94%下落した。 原油が3週間連続で下落しているのに続き、 エネルギー株指数は(-7.06%)下落した。

S&P 500は、9月20日の2930.75ドルの終値から10.32%下落しているが、その後反発し、調整局面には入ってはいない。