チャート分析:下落しているWTI原油のトレード

 | 2018年10月30日 20:51

リスクオフの地合いが強まり、ドル高になる中で、WTI原油価格は下落している。金曜日の米国商品先物取引委員会(CFTCによると、ヘッジファンドはWTI原油に対してポジションを減らし、通年でもっとも低水準になっているという。

さらに、米国の原油は生産が最も少なかった2016年の水準より1/3程増加し、1日あたり約1100万バレルほど増えている。金曜日のベーカー・ヒューズによると、米国以外の国々でも、先週も石油採掘リグが2つ追加され合計で875台に増えており、2015年の3月以来最も多く、世界的に原油の増産傾向にあるこれらの要素はすべて、価格を押し下げる要因になっている。