Investing.com | 2018年10月30日 20:51
リスクオフの地合いが強まり、ドル高になる中で、WTI原油価格は下落している。金曜日の米国商品先物取引委員会(CFTC)によると、ヘッジファンドはWTI原油に対してポジションを減らし、通年でもっとも低水準になっているという。
さらに、米国の原油は生産が最も少なかった2016年の水準より1/3程増加し、1日あたり約1100万バレルほど増えている。金曜日のベーカー・ヒューズによると、米国以外の国々でも、先週も石油採掘リグが2つ追加され合計で875台に増えており、2015年の3月以来最も多く、世界的に原油の増産傾向にある。これらの要素はすべて、価格を押し下げる要因になっている。
原油価格は10月3日の77ドル付近の高値以来、12%安となった。火曜日の5%の下落の後、4日連続で持ち合いをし、フラッグまたはペナントを形成している。続く下落の後で、このチャートパターンは弱気相場になっていくと考えられる。
このペナントが形成されている場所は、11月15日以来の上昇トレンドラインや、200日の移動平均線と重なっている。これらが同じ価格帯で起こっていることは、偶然ではないだろう。
トレンド転換が完成するためにペナントの下限の下抜けによって、4月以来の低水準や、8月や6月の安値を下回るかどうかが大切である。現在のペナントの価格帯は、火曜日の5%木曜日の5%の下落をベースに形成されている。
下抜けしたと判断するペナントの下限の価格は、現在進行系でペナントが形成されているため調整する必要がある。
高値形成してからの反転によって、今後64ドル以下に下落することが見込まれる。さらに8.56ドル落ち、56ドルに向かっていく可能性もある。
h2 トレード戦略ーショートエントリー準備/h2慎重なトレーダーは、77ドル以上になり最高値を更新するか、弱気リバーサルを形成するかで、トレンドが明らかになるまで待つべきだ。
一般トレーダーは、3%の下抜け後に、ペナント、2017年11月以来の上昇トレンドライン、200日の移動平均線、抜けないことを確認しよう。大陽線でショート。
トレード例
積極的なトレーダーは、現在ショートするか、もしくは1日上昇した後にショートすることができるだろう。これはペナント上限からの下落や、13ヶ月間の上昇トレンドラインや、200日間の移動平均線を下回ったことを根拠にする。
注意:一般トレーダーと積極的なトレーダーのエントリーとエクジットは一緒である。リスクの違いは、トレンドを確認するかどうかだ。また、利確幅と損切り幅の違いがリスクの違いである。
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